空想好きで様々なおもちゃ楽器を駆使しつつ、ポップやエレクトロニカ、ジャズ、クラシックなど守備範囲はジャンルを問わないばかりか、ミックス／マスタリングまでこなす、まさに”オールインワン”な才女。
アーティストへの作編曲および楽曲提供やゲーム／アニメのBGMなど活動は多岐。ボーカリスト／ピアニストとしても定評がある。

1986年坂本龍一の監修でアートパフォーマンスユニット「おしゃれテレビ」で、MIDIレコードから86年にデビュー。映画「子猫物語」「オネアミスの翼」「ラストエンペラー」の作・編曲に参加。94年にディック・リーのミュージカル『ファンテイジア』の音楽監督、その後、スタジオ・ジブリ制作の「耳をすませば」、短編映画「くじらとり」「コロの大さんぽ」2002年には「猫の恩返し」の音楽を担当。他にNHKスペシャルなどのドキュメンタリー、TVドラマ、TVアニメなど。

20歳にしてピアノを学び、26歳で国立音大作曲学科に入学という異色な経歴の音楽家である。
徹底した現場主義で、映画ならばロケ地へ出向きその場で譜面を書き始める。
作品に対して献身的とも言えるその作曲姿勢でCMからミュージカルまで幅広いジャンルをこなす。

レコード会社数社でのディレクター経験を経て、フリーランスの立場から矢野顕子、空気公団などのアーティスト作品に携わる。機知に富むディレクションで各作家から敬愛されるいっぽう、”鬼”と呼ばれることもしばしばだが、妥協のない仕事ぶりから作品の仕上がりはいずれも常に最高品質である。